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COLUMNコラム

深呼吸で美肌になりましょう

2021.09.09

深呼吸で美肌になりましょう

マスクをつけることが当たり前になっている今、肌トラブルで悩む方が増えています。マスクとお肌の間で起きる摩擦によって刺激を受けることが原因の一つとして挙げられますが、実は普段意識なくやっている「呼吸」にも肌トラブルのきっかけが潜んでいるのです。
マスクをしている時、つい無意識に肩や胸を使った浅い呼吸になりがちです。これでは肺の一部にしか酸素が届かず、体内は軽い酸欠状態に陥ります。酸素は人間の身体のエネルギーの元であり、不足すると自律神経やホルモンバランスが乱れるだけでなく、免疫力が低下し、外部からの刺激に耐えられなくなります。その結果、肌トラブルを起こしてしまうのです。そこで今回は肌トラブルの予防と改善のための正しい呼吸法をご紹介します。

正しい姿勢を意識する

正しい呼吸をするには正しい姿勢でいることが大切です。正しい姿勢とは、天井から頭を吊られているような、背筋がピンと伸びた状態のことを指します。壁に背を向けて立ち、後頭部・肩甲骨・仙骨・かかとの4カ所が同じくらい壁に触れていれば正しい姿勢と言えます。腰と壁との距離は手のひら一枚半くらいが理想です。現代人の多くは猫背で背中が丸まっていたり、肩が内側に入っている「巻き肩」になっていたりしています。鏡でこまめに姿勢をチェックし、正しい姿勢をキープしましょう。

お腹を使って横隔膜を動かす

腹式呼吸は「鼻から吸って、口から吐く」が基本です。胸を動かすのではなく、ゆっくりとお腹を膨らましたり、しぼませたりすることで横隔膜を上下させます。お腹の中に風船があるようなイメージをすると分かりやすいでしょう。のんびりとリラックスしている状態になり、副交感神経が優位になることで自律神経が整います。体内のすみずみまで酸素が行きわたると傷ついた細胞が修復され、免疫力が回復し、肌トラブルの改善につながります。

いかがですか?これが腹式呼吸の基本中の基本です。一見簡単そうに思えますが、1回できただけでは意味がありません。これを意識せずとも常に行えるようになるために、まずは胸式呼吸にならないように意識して、腹式呼吸を身につけることから始めてみましょう。ゆっくりと深く息を吸って、酸素をしっかりと取り込むことが美肌への第一歩です。